ポーランドのメロディック・パワーメタルGUTTER SIRENSの3rd。ジャケのセンスは今回も凄いものがありますが、#1のイントロを聴いて化けました！と思ってしまう程の変化がありました。相変わらずシンフォニックで繊細なクサイメロディを出すkeyと変な拘りを持つギターはありますが、楽曲に力強さが生まれ変な曲展開も前作よりは少なく無くなり、シンガーもだいぶ成長し中音域をパワフルに歌い上げ全体的に安定感が増しました。プログレっぽさが半減してメロパワ色に少し染まったのがよかったと思います。 ギターが走っているしB級哀愁メロパワが好きな方も十分楽しめるアルバムになりました。マニア向けです。

ポーランドのメロディック・パワーメタルGUTTER SIRENSの2nd。切なさを感じるオープニングのイントロからしっとり湿り気を帯びた哀愁のサウンドにグッと胸を熱くさせられます。クラシカルでオリジナリティ溢れるギターや繊細でキラキラしたメロディを聴かせるkey（ピアノ）、プログレっぽさを感じる変に手数の多い楽曲等もありメロディセンスはなかなか高いです。ただハイトーンシンガーの声が線が細いせいか結構良い声を聞かせるものの偶にふらつくのが残念です。 メロディアスな疾走チューン、バラード等中盤を中心に数曲に光があります。オリジナリティ溢れる曲展開が好きな方やB級シンフォニック・クサメタルが好きな方にオススメです。